明日の光が見えた気がした。
世界は黄色い光に包まれ、私の顔も白く染まる。
温かくて、優しくて。
思わず涙を流して、その光に魅入っていた。
この世界を見つめられるのは、私の目だけだ。
この世界を聞けるのは、私の耳だけ。
この世界を語れるのは、私の口だけ。
そう、いつだって。
私の世界は、私の世界でしかない。
今までずっと逃げてた。
誰かを不幸にすることが怖かった。
だからできるだけ関わらないようにした。
でも。
それは、誰かを幸せにすることからも逃げることだった。
私は変わらなきゃいけない。
私が変わらなきゃ、私の世界は変わらない。
一歩足を踏み出せば、あるいは、何かが変わるかもしれない。
もう怖くない。
明日の光は、私に希望を与えてくれた。
前へ進む勇気をくれた。
私の本当の気持ちに気づかせてくれた。
何よりも、そこに明日があるというただそれだけで。
私は歩いていけるのだと思う。
私は進んでいこう、この足がもつ限り。
あなたに出会うために。
まだ見たこともない、でもかけがえのないあなた。
私はあなたを幸せにしたい。
それが私の夢だから。
待っててください。
いつか運命が交わる、その日まで。