私は、とにかく彼らを見返してやりたかった。それで私ができることを考えた時、彼らと絶対的な差が表れるのは『勉強』だった。 彼らを見返し、自分に自信をつけるために死ぬ程勉強した。結果、中2の期末テストは学年全体でトップになった。 これで、いじめはなくなった。すごく楽になった。
しかし、中学の2年間で受けた傷は大きいかった。私は、元々アトピーを持っていて、いじめからのストレスで炎症がひどくなった。いじめられた時は家に帰ってアトピーの患部の痂をとったりしていた。血がでるのをみたかった。同時に生きていることを感じたかった。今思えば、アトピーがなければ、リストカットをしていたと思う。アトピーの患部をいじり、血をみることでリストカットを押さえていた。今でも、アトピーのあとははっきりと残っていて、その跡を見るとたまにその時の光景、いじめてた奴らの顔、言動などを思い出す。多分一生忘れない。
いじめられていた時は、『死ぬことへの憧れ』があった。この世に生きる意味が分からなくて、よく窓の下を見ていた。そして、身体を乗り出す。しかし、ここでいつも終わってしまう。そのまま落ちる勇気はなかった。いや、もっと楽に死ねる方法があると…