人はたまに、というか私だけかもしれないが、自分を特別に思う時がある。
何故自分は自分としてうまれたのか。
自分の意志で動かせる自分という物体をかなり不思議に思う。
ある時、私は崖から落ちて死んだ。
それは、夢だった。
驚くことはない。
よくあること。
その時。ふと思った。今この場で、現実だと思っているこの場で、死んだら。
それも夢か?
長い夢。
この家も隣人も世界も私がつくりだした夢なのかもしれない。痛みや感情すらも作り出せる夢。
何故かそんな気がした。そうすれば自分が自分であることに納得できたから。
もしこの夢からさめればまた、そこから人生が始まって、結局それも夢であることに気づく。
最終的には世界もなにもかも自分から生まれているものなんじゃあないか。
そんな気がした。
自分ひとつ。それが最後の答え。
それは人間だとか地球だとかそんな次元の話ではなくて、もっと漠然とした自分。
周りがなんと言おうとこの考えは否定できない。
何故ならこの考えで言う他人は自分のイメージになってしまうから。
あなたも考えてみて
起きるかもしれません。幾度と長い眠りから。