殺人事件がおきました。
犯人は彼ら四人の男のなかの1人です。
犯人は『嘘をつく男』だと言うはなしです。
しかし嘘をみつけるのはそう簡単ではありません。
男のうちひとりが言いました。
『私はその死体の女性を知りません』と。
当然。嘘かもしれない。
さらに2人目が言いました。
『私は凶器になるような物はもっていません』
嘘を言っているのだろうか。
3人目がいいました。
『殺す動機がありません』
はたして真実か。
4人目が言いました。
『私にはアリバイがあります』と。
嘘だとしたら。
しかし調べたところ全員が嘘をついていました。
犯人はいったい誰なのでしょう。
嘘をつく男。それがこの話の題。
殺人事件なんてなかったのかもしれません。
私がその男。
まぁこれも真実になるかわかりません。
嘘をつく男をみつけないかぎり。