ハッピーゲーム 1

ゆい  2008-07-23投稿
閲覧数[646] 良い投票[0] 悪い投票[0]

『何これ?』

『は?何なのこれ』

『うぜー何だよこれ』

『…なにこれ』

『イタズラ?なんだよ』



杉並中学校2年1組。
5人の男女が一斉に声をあげた。


エリナ、ノゾミ、タツヤ、ヒロキ、マサヤの5人だ。
《おめでとうございます!あなたはハッピーゲームの一番始めのプレイヤーに選ばれました!期間は一週間。それまでに人を3人殺して下さい。殺せなかったらあなたを殺します。ちゃんと殺したらあなたに幸せが訪れます。一週間頑張って下さい》


という内容の手紙が机に入っていたのだ。


ノゾミが言う。
『ちょっと!!やめてよ!?こーゆーイタズラ!!誰!?』

続いてエリナが言った。
『5人分も手紙かくなんてひまなんだな!テスト前だよ?バカじゃねーの?』

ヒロキ、タツヤ、マサヤも続けて文句を言った。
『調子のんのもいい加減にしろよ。ただですむとおもうなよ?』
『だ…誰だよこんなことするのお…やめてくれよお』『や、やめないか!こんな事お!』


なんだかんだ言っても中学2年生。
半信半疑だが、やはり怖かった。


2年1組は、これからハッピーゲームの戦場となることを
まだ誰も知らなかった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ゆい 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ