そう。俺はあんなガーディアンになりたくてキーに武術を習い、自分を高めるためにこの学園に来た。のだが…俺の学園生活は魔法学科から始まる。
「憂鬱だ…」
入学式が終わり教室に集合し皆が自分勝手な席についている。俺は一番後ろの一番隅に腰を下ろし机に突っ伏している。
「リューク。暗いよ君ぃ…どうしたの?」
ノエルが隣の席に腰掛け俺の顔を覗き込んでくる。
「…さっきも言っただろ…俺は魔法使いにゃなりたくねーんだ」
ノエルはため息を一つついて俺の背中を[ペシベシ]と叩いて陽気にいった。
「もう諦めたら?学園側の推薦なんて要はエリートじゃない文句いってたら罰があたるよ?」
【ガタッ!】
突然教室中の視線が俺達に向けられた。
「なんだ?」
「さぁ?」
俺とノエルは視線を合わせことの状況を思案していると一人の男が近寄って来た
「今の話は本当かい?」
「今の?」
何言ってんだコイツ…俺は訳がわからずその男に問い掛けた。
「学園推薦て話の事だよ」
「学園推薦…思い出したくもない…」
ノエルの話だけでも沢山だって言うのに…俺は面倒になって机に突っ伏してた。