｢あれ蒼じゃん!!おーい蒼ー!｣
･･･呼ばないでよ!!!
すっごい今会いたくないんですけど
｢おー麻梨と夏じゃん!!｣
蒼がこっちに気づき犬と共に駆け寄ってくる
｢散歩中??お疲れー｣
麻梨が明るく話し掛ける
｢そう､今日は遠出したい気分だったからさ〜かれこれ1時間くらい歩いてる｡お前らは?今帰り??｣
｢うん、今日委員会の仕事あったから遅くなっちゃったんだよね!夏が待っててくれたんだ｣
その待ってたときが大変だったんだよ!!
あたしは居所が悪くて２人の弾む会話をずっと黙って聞いていた
｢ふーん･･･｣
蒼は一言そう言ってニヤリと笑いながら黙っているあたしを見た
そして
｢んじゃ俺そろそろ帰るよ､じゃーな!!｣
蒼はあたしのスレスレの横を通って帰って行く
何か帰り際に素早く耳打ちされた
｢待ち時間の時のお詫びの事怒ってるらしいね･･･じゃあもっとすごいお詫びあげようか??｣
その瞬間せっかく忘れかけていたあの事を思い出してしまってあたしは顔中湯気がでるくらい真っ赤になってしまった
本当に蒼は急にどうしたんだろう?ま、関係ないけどね
帰宅したあたしはすぐにベッドに倒れ込んだ
今日は色んな事がありすぎた
こんな調子で生きていけるのか!?あたし!!誰かあたしの心臓取り替えてｗｗ!!!
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