ガタンッ…―\r
中に入っていたのは,白い紙のような物で包まれた二つの浴衣。
あたしはいてもたってもいられなくて,
瑠「早く見ーせーてー!!?」
母「はいはい(笑)」
白い紙をとると,黒と紺色の浴衣が入っていた。
一つは黒色で,ピンク色の桜が舞っている。柄の上にはラメが入っていてキラキラしている。そしてもう一つは,紺色で淡いピンクや水色で紫陽花の花の柄がはいっている。それも同じようにラメが入っていてキラキラしていた。
瑠「わァ〜…綺麗な柄の浴衣…―」
母「でしょう??これはお姉チャンの浴衣よ。もう着れないから瑠璃にあげてっていってたの思い出してね…」
瑠「お姉チャンが…」
お姉チャンの浴衣ならどっちでも良いかも!!!!でも…
あたし的には,こっちの黒色の方が良いんだけどなァ〜。
てっチャンはなんて言うだろぉ(笑)
そんな事を考えていると,てっチャンが入って来た。
哲「へェ〜浴衣かァ!!瑠璃チャンどっちにするか決めたの??」
瑠「まだァ〜(笑)ねェ?てっチャンはどっちが良いと思う??」
哲「俺ッ!!?(笑)そうだなァ…―俺はこっちの黒の方かなァ!!?
大人っぽいイメージが良いならこっちが良いんぢゃない!!?でも瑠璃チャンはどっちでもいけるっしょ!!?」
瑠「てっチャンもそう思う!!?あたしも黒が良かったんだァ(笑)
てっチャン…お世辞でも嬉しいっス…(笑)」
こうして結局あたしは黒色の浴衣にすることにした。
瑠「秀…どんな反応するかなァ(笑)」
そう言いながらあたしは眠りについた。