ソードメーカー10―?

いっと  2008-07-26投稿
閲覧数[467] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「本質的…?」

そうです。私達魔法剣は、マスタージャビネスが、創造主様から頂いた力により出来た事は知っていますね?

「はい」
ロイは一つ小さく頷いて、剣をじっと見つめた。

マスタージャビネスは争い事を好みませんでした。それ故に、彼の編み出した魔法は、防御魔法や回復魔法しか無いのです。

「そうなんですか?でも、今では攻撃魔法もありますけど…」

それは後のソードメーカーの編み出した魔法です。マスタージャビネスは攻撃魔法をよしとしていません。それ故に、最強と言われているのです。

「どういう事ですか?」
ロイは訳が分からないといった表情で首を傾げた。

マスタージャビネスは、全ての攻撃を無効化する魔法を編み出したのです。

「!」

今の教育では、マスタージャビネスを英雄として崇め、最強の攻撃魔法の使い手とされていますが、それは間違いです。彼は最強の防御、回復魔法の使い手なのです。

「ち、ちょっと待って下さい!魔力には限界がありますし、いつまでも防御ばかりではいずれ…」

貴方の言う通り、魔力には限りがあります。しかし、マスタージャビネスにはそれが当てはまりません。

「当てはまらない…?」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 いっと 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ