僕には兄弟同然に連れ添っていた親友がいた…その子とは小さい時からの知り合いでいつも遊んでいた。そんなある日その子から携帯を買ったから…と僕に連絡先を渡してくれた。その事に気を取られていた僕は車に気付かなかった…
すると、友達は目の前で曳かれてしまった…僕は助けられていたはずの友達を失ったショックは何よりも大きかった。その時から人生がつまらなくなってしまった…そんなある日に僕の携帯がなった。僕は誰だろうと思い画面を見たら驚いた…それは亡くなったはずの友達からだった…
内容を見た僕は思わず涙を流してしまった。その内容は『僕が死んでしまった事で君が哀しむ姿は見たくない…君は何も悪くないしその事で悩んでいる姿は僕の心が痛む。僕は確かに君よりは早く死んでしまった…どんな理由にしろ君にも僕にも原因はあるんだし君だけが責任を感じる必要はないよ。だから、僕の分まで永く生きてね?』となっていた…
僕はそれをきっかけで彼の分まで生きようと思い今も生きている。そんな僕がふと空を見上げた時にも携帯がなった…『ありがとう。僕はいつまでも君の心で生き続けているから一緒に頑張ろうね!』となっていた。僕は思わず送ったら届いた…