おばあちゃんの恋と私?

アクア  2008-07-27投稿
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「優華ー」


振り向くとお母さんが私を探してキョロキョロしてる。目が合うと、あっと溜め息まじりに声を出して私に近付いてきた。


「おばあちゃん、落ち着いたみたいで、今夜は大丈夫だって。」

耐え切れず病室から飛び出した私に、お母さんは優しくそう告げた。


「良かった…」


また涙が溢れる。


「ねぇ。お母さん…」
「ん?」


眉を下げてお母さんは私の顔を覗き込んだ。

「お母さんは…おばあちゃんの昔好きだった人の…こと、知ってる?」

言った後でしまったと思った。
おばあちゃん、お母さんには言ってなかったかもしれない。娘にこんな話しないかも…私にだから言ってくれたのかもしれないのに…

「その人がもう生きていないって事はわかるわ。」



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