笑顔でまいこは答えてくれた。まいこは少し目がはれていた。一気に緊張はほぐれた。変わらないまいこの声。変わらない俺達の身長差。中学に戻ったような気がした。
『元気だった…?』『うん…たかも?』『まぁまぁかな(笑)』
笑顔で話す俺たち。愛しくて愛しくてしょうがない…。
でも何て言えばいい?あんなにひどい事したのに今更…。『私キレイになった?』
まいこが言った。もちろんだょ…見違えるようだょ…。だけどそんな言葉も今の俺には言う資格なんてない…。
『たかのために頑張ったの…ずっとずっとたかだけを愛してきた。』
まいこの意外な発言に俺は耳を疑った。
『俺のため…?ずっと俺を…?』
まいこはうなずいた。
俺はもう,迷いなど失った。
まいこを抱き締めた。
とても愛しく…。
まいこもそれを受け入れた。
『俺は…まいこの全部が好きだった…昔も…これからも…。』
そして,俺達はまた…………。