ピピピ...ピピピ...
「メールだ〜」
『国分先輩メールの音ピピピ何ですか?笑』
「音設定すんの面倒くさくない?」
『でも、ピピピッて...笑』
「笑いすぎ!!」
国分先輩は笑いながら携帯を開きメールを確認した。
「...」
メールを見た瞬間国分先輩の顔がこわばった。
『国分先輩?』
「ごめん...今日一緒に帰れなくなっちゃった」
『どうしてですか?』
「呼び出し〜」
『え〜...誰からですか?』
「うん。ごめん!先帰るわ!」
国分先輩はァタシの質問に答えずに部室を出て行ってしまった。
『先輩...?』
ァタシは
卒業した先輩に呼び出されたのかなぁ。
とか
先生に呼び出されたのかなぁ。
とか
いろんなことを考えながら部室に鍵をかけて、帰る事にした。