「いつこの手紙を渡そうか
迷ってたの
言わないでおこうとも考
ていたけど
いつになるか分からない
けど、この手紙読んでね
中学の時わたしを救って
くれてありがとう
あなたは何?も先で溺れ
ていたわたしをかついで
泳いできたのよ
あの日は風が強くて泳い
で戻るなんて奇跡だった
そうよ
家族に言わないように頼
まれていたから今まで言
えなかったの
あなたから水泳をとって
ごめんなさい
本当に感謝してるわ
あなたが好きです 」
あの海で俺は溺れたんだ。
思い出したよ。
返事しなきゃね。
君はなにも悪くない
君と出会えてよかった
君があまりに優しすぎて
君のぬくもりが温かすぎて
忘れることはできそうにないよ
涙がとまらなくて
君との思い出が鮮やかすぎて
気付いたんだ
今なら言えるよ
あなたを愛しています
愛するということ
その時分かったんだ