ショーンは何事もなかったように戻ってきた
まず、サラの方を見ると
サラは水温計を手に持ち書き物をしていた
ルナは野菜など食料をかき集めていて
ルッチは備品の整理をしていた
どうやら抜け出していた事は誰も気づいていないようでフッーとため息をつき安心した
この短時間でショーンには予想だにしない話がやってきた
一方行動組の方は何事もなく森の奥地に進んでいた
場所で言うならワグナーが寝床にしていた洞穴より
少し奥地に行った所であった。
ワグナー
「霧がどんどん深くなってきたな」
モートル
「そうだな」
「少し早いが引き返すか」
ロン
「でもこれじゃ収穫ゼロですよ?」
モートル
「深追いは危険だぞロン」トム
「先生の言う通りだよ」
「何かあってからじゃ遅いからな」
ロンは戻ったらショーン達に自慢して聞かせようと思ったのにこれじゃ
そう思うと納得いかなかった
ワグナー
「洞穴に寄って取ってきたいものがあるんだけどいいかな?」
モートル
「じゃあ私らは外で周りを見ているよ」
ワグナーが寝床にしていた洞穴まで戻ってきた
ワグナーは何を取りに行くのかまでは話さなかった
?へ続く