【心、虹色。】

夏凛  2006-05-28投稿
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「行って来ますっ!!」
ドアをあけたら真っ青な空に虹が架かっていた。私は中原彩乃、高3。
(おそいなぁ・・・)
腕時計を見ると8:24分だった。待ち合わせは、20分なのに・・・。
「ゴメンッ。待った? お母さんが寝坊して起こしてくれなくて・・」
「いいよ、それより速く行こうっ 本当に遅れるからさっ」
隣にいるのは木村亜里。あたしの親友で、中学の頃から友達。
亜里は恋とかできて、あたしはできない。その差は昔から縮められない。
「彩乃ー、あたしね3−4の野々村に告白されたんだっ。どうしよう・・」
「そうなんだっ 亜里、付き合っちゃえば? 前好きとか言ってたじゃん」
電車で立ち話する時は、いつも亜里の恋話。あたしにの恋話は一度もない。
「じゃー付き合っちゃうっ 今からでもちゃんとメイク整えとこ」
亜里はバックからマスカラやファンデーションをだした。10分ぐらいずっとメイクしてた。亜里の顔は・・・ ちょっとだけキツかった。
「亜里、ついたよっ 走らないと、遅刻するーっ」
あたしと亜里は、人ごみの中を走り出した。そしていつもの様に、あとから
親友の亜里がとても、とても羨ましく感じた。
恋、か・・・。

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