ワグナーが穴に入ってから少し経ったその時
叫び声が穴から聞こえてた
「シャーピィーー」
「おいシャーピィー」
「シャーピィー」
ワグナーの声だった
3人は何事かと思い武器をがっちり握りしめ
急いで穴に入って行った
モートル
「どうした、ワグナー?」
「何事だ!?」
すると3人はワグナーがいたすぐそばを見た
トムは息を飲み
ロンは直ぐにその方向から目をそらした
モートル
「一体これは……」
ワグナーはただ震えているだけであった
そう、そこにはワグナーと組んでいたトレジャーハンターである
シャーピィーと言う男が倒れていた。
しかも短剣が刺さっていて誰もが死んでいると思った
モートルはシャーピィーに近付き、呼吸や脈などを調べた。
やはりもう息絶えていた
モートルは両手で頭を押さえた
トムやロンも会った事はなかったとは言え、
人が目の前で亡くなっていた事にショックを隠せなかった
ワグナーの方はさっきはあれ程声を発して
呼び掛けていたの
なぜか今は静かに震えているだけであった
?へ続く