日常茶飯事? 〜14〜

梨希  2006-05-28投稿
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「何、翔ちゃん関西出身?」

「違ェよ!」

違うのね、違うのよね。ちゃうねんな。

「ホンマ?」

「ホンマや。 あっ。」

「やっぱりそうなの。」

私がそう言うと、やっと翔ちゃんは腹をくくった。
このぐらいの男の子は正直にいかなきゃ、私みたいになっちゃうから。

「ベタなパターンやからいややったんや!!!」

賢いじゃない。
めちゃくちゃベタなパターンなんですけど…。
作者が関西出身で、何かインパクトが出るような脇役がほしいと思った瞬間、
一番身近で使いやすい関西弁を
キャラに取り入れる…。物凄いベタだ。

「1人でなんか思うのやめろや。」

「あ・・・・どうする?標準語で話す?
もう関西弁でいっちゃったりする?」

「それは作者の都合や。」

「・・・アンタ、関西弁の方が頭いいよ。」

「じゃあオレ的に関西弁でいきたいなぁ…」

突然、翔ちゃんが標準語で喋りだした。
気持ち悪ッ。(酷

「そんな事言うから作者が面白がって標準語にするんじゃん。」

「黙れや!!」

翔ちゃんが関西弁に戻ったら、
聞き覚えのある、にごった叫び声が耳をかすった。


「ギャー!!!!!!」


「「!!」」

振り返る。そこには…!!



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