ごまんといるであろう優等生に初めて会えた。 僕は見とれてしまった。青信号になってやはり姿勢良く、少し急いで渡ってゆく亜紀を立ち止まって眺めていた。 初めて見た亜紀の後ろ姿は、強い意思と真面目さをじゅうぶんにあらわしていた。 そう、それは僕が欲しくてたまらなかったもの。 その頃の僕はただ毎日を適当に過ごしていた。目的もなかった。上司が嫌いで仕事をやめ、清掃のバイトをしていた。人目につかず、人間関係も楽。僕にはちょうど良い仕事だった。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用