仲良し４人組の何処にでもいそうな女の子達。
りく、ゆみ、まい、あやは部活も終わりいつも通りの道を帰路につく。
りくはゆみから｢私さ亜由美キライ…ってかウザい。りくさ、どう思う？｣とゆみから問いかけられる。
亜由美とゆうのは、クラスのリーダー的存在の女の子。
確かにりくも亜由美のことは良く思っていなかった。
｢私も好きぢゃないかな…｣と答えた。
その一言がりくの明日を狂わせたのだ。
その日帰宅し、｢ゆみ何であんなこと聞くんだろう…｣と思いながらも、朝を迎え、校門の前でまいとあやを見つけたりくは、いつも通り｢おはよっ｣と挨拶したが、まいとあやは会釈程度に頭を下げただけだった。
なんか嫌な予感がした…
だって昨日、｢ゆみは私にしか亜由美の話しをしてこなかった…。｣
嫌な予感が当たらないことを祈りながら教室に入り、大きな声で｢おはよっ!!｣
予感は的中だった…
クラス全員シカト…。
亜由美の席のところでゆみが笑いながらりくを見ていた。
りくは｢そうゆうことか…｣と小さく言ったあと、教室に入っていった。
このときのりくの心臓は張り裂ける寸前だった。
教室の空気ってこんなに冷たかったかと、こんなにみんなの視線が怖かったかと、この時以上に感じたことはなかった。
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