・・・あれ?
ここはどこだ?
・・・窓無き個室
せいぜい広さは・・・
・・・畳二畳と言ったとこだろうか?
なぜここに俺はいるのだろうか?
何かのどっきりか?
それにしても悪質だろ。
そういえば昨日の記憶が全くと言っていいほどない。
そういえば・・・
ドアもない。
そんな馬鹿な話があるわけない。
じゃあどうやってここに人が入るんだよ。
その時、上からサイレンが鳴り響いた。
コレカラ、アナタタチ、ニジュウヨニンノ、セイメイヲカケタ、タタカイヲ、オコナウ
マズ、ソノヘヤヲ、イチジカンイナイニダッシュツセヨ
デキナカッタモノハ、・・・「死」ニマス
・・・は?
これはとんだジョークだ。
サイレンの後の機械的な声
よくテレビの企画であるようなあの声から発声された言葉
よくわからなかったがまずわかった言葉、「死」
それともう一つ気になった言葉「二十四人」
一体何が始まるのだろう。この閉ざされた空間には、答えるものは・・・
第一次関門マデ残リ55分
残り・・・二十四人
序章 オープニングコール