私は中学で好きになった一つ上の先輩がいました…しかし、先輩には彼女がいた為に振られてしまいました…本当に好きだった私はショックで先輩が卒業してから恋愛の一つもしないで高校を過ごしていました…高校生活がもう卒業を迎える事になります。私の進路は少し離れた大学で、そこの大学は私が好きで頑張ってきた部活が強いと評判があったので、行きたくなりそこの大学に行く事にしました…
本当のところ、私は心の底からもしかしてあの先輩に会えるのではないか？と思っていたのかもしれません…私は大学初めての日に１番見てみたいと思っていたサークルを見学しました。そこには先輩の姿はなく皆が一生懸命に練習していました…私は声をかけられましたが明らかに恋愛対象としてだったので、サークルの大まかな説明だけを聞いて帰りました…次の日、放課後に独りで屋上にいた私は『はぁ…やっぱり会える訳がないよね。』と内心思っていました…
すると、後ろから声をかけられました。「久しぶりだね！紗絵ちゃん。あれから元気にしてた？昨日、サークル仲間から聞いてもしかして…と思っていたんだ。」と聞き覚えがある声で私は驚きました…「直人先輩！ここの大学にいらしていたんですね！」と私は思わず大きな声で話してしまいました…先輩はサークル活動の休憩中らしくまた後で話す事になりました。
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