戦場にかける橋

たに  2008-08-02投稿
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私、谷・城太郎は、1996年の春(当時20才)から映像業界に足をふみ入れた。

…が、ある時は、心ない会社に入ってしまっては辞め、ある時は、自分の実力・注意力不足から退社する…の繰り返しであった。

2006年の秋、とある先輩の紹介で、都心部にある会社に入った…、

面接…という程のかたいものではない顔合わせで、契約は成立した…、

その時、この会社には、毎年明けに、海外研修旅行があることを聞いた…、

社員旅行ではなく、研修旅行である、ロケでもよく使う小型のムービーカメラを旅行に持って行き、旅行の様子を撮り、社員みんなが、それぞれその素材を編集して、2分半の作品にまとめあげるまでが、研修旅行である。

2006年の冬、社員みんなのパスポートの回収がはじまると同時に、旅行カメラマン(2名)の募集もはじまり、私は迷わずに希望した。

…実は、カメラを持っていれば、社員みんなの輪の中に入らない理由になるからという、後ろ向きな理由であった。

みなが嫌いなわけではない…、大人数で海外旅行に行くほど成長してきた会社の社員の輪に、まだ入社数ヵ月の私が入るなど、図々しいと思ったのだ。

2007年2月、タイ・カンチャナブリ、映画(戦場にかける橋)の舞台である。

映画では、橋は破壊されたが、実際は、今も架かっていた。

ここは、○○君がカメラを回した。

アユタヤ遺跡とゾウ乗り場、ここは私がカメラを回す番だった…、

遺跡は、誰が撮っても画になるが、夕暮れともなれば、なおさらキレイであった。

ゾウ乗りは、インディ・ジョーンズのファンである私には、カメラを持とうが持つまいがは関係なく、ただただ、楽しかった(笑)♪

もちろん、首都であり、宿泊地でもあるバンコクも観光し、交代でカメラも回した。

…撮影の出来はというと、当然、私より何年も長く在社し、社員のみんなからも人柄・実力ともに信頼されている、○○君のほうが上出来だった…

ところで、この旅行の、私個人が所有する記録(集合写真など)は、まるでない、パスポートに押されたスタンプだけである…

それも、更新したら捨てるだろう…

そこで、エッセイに書き残すことにした(笑)。

なお、動画作品は、会社のホームページで、いつでも再生可能だ。



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