少し歩くとモートルは立ち止まり、そして振り返ってこう言った
モートル
「この事は我々、4人だけの事にしよう」
「残っている者達に話せば余計な不安を抱く事になる」
トム、ロン
「わかりました」
ワグナーはただ頷くだけだった
こうして4人は足を早め、 行きよりも早いスピードでキャンプに向かった
キャンプでは作業も終わり夕飯の支度も整えてモートル達が戻って来るのを待っていた
サラ、ルナ、ルッチの3人はおしゃべりをしていたが、
ショーンはがむしゃらに穴を掘り続けていた
ルッチはショーンが気になったのか、
話しを止めてショーンの所に近付き、穴に覗きこみ話しかけた
ルッチ
「お〜い、ショーン」
「今日はこれ位にしたら?」
ショーン
「………」
無言のまま手だけ動かし、返事は返って来なかった
ルッチは心配になりサラとルナに話しに行った
ルッチ
「ねえ、ショーンがなんだか変だ」
サラ
「きっと連れて行ってもらえなかったからヘソ曲げてるのよ」
ルナはそれに笑っているだけだった
ルッチもなる程と思い、
下手に関わらない方がいいと思ったのか、
また3人で話しを続けた
?へ続く