『……ありが、とう』
電子音に響く白い世界の中、
一言呟いて、君に笑った。
いや、多分笑えていただろう。
『……愛し、て…る…』
そう、君の事を愛してる。
この世で一番“だいすきな人”。
愛してるって口では表せないほどだいすきなひと。
そんな君が今ー俺の目の前にいる。
なんて幸せなんだろう。
幸せすぎて、
『そ、な顔すんな、よ…ッ……笑えよ……』
何だか泣けてくるのは何故だろう。
目元が霞んできて君の顔が良く見えない。
自分が泣いといて君に言うのもなんだけど、
最後に見た顔が泣き顔なんて俺は嫌だからなー。
俺は………、
『お前の笑った顔が世界で一番好きなんだよ!!』