青い草の香りを含んで 暖かい風が不意に私を襲う あの夏の日と同じ まるで同じ香りが私を包んだ 私はもういつしか こんな所に来てしまった もう今の私には この若い日の香りは 青く輝く香りは似合わない 今買い物袋を下げた私に 草原の風がふわりと香る そんな風に夢を託した 幼い、輝く日があったな 私はふと笑った
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用