俺は魁、高校生、野球部
魁は明日部活の合宿だった
合宿の朝用意を終わらせて靴を履いていたら
母が手作り弁当を渡してきた
しかし今時母が作った弁当を持ってきてる人などいない
「いらね恥ずかしいだろ」と言った、その時母は凄く悲しそうな顔をしていた
途中のコンビニで弁当を買って行った
昼、魁はコンビニで買った弁当を食べていた、
「おいしくない・・」
母のあの時の悲しい顔が忘れられない。
その時部活の顧問の先生が息を切らしこちらに走ってきた、
「魁急いで帰りの用意をして、俺の車に乗れ」
訳わからず用意し車に乗った、
車で先生が、
「お前の母さんが倒れた」
!!と思い急いで病院へ向かった
その時母はもう・・
目の前が真っ白になってる「しばらく家で落ち着きなさい」
先生が言った
家に帰りキッチンへ行くとそこには今日持って行かなかった母手作りの弁当があった
弁当の風呂敷を開くと紙が入っていて内容は
「お母さんが一生懸命作った弁当だよおいしく食べてね」
涙が止まらない、あの時なぜあんなことを・・
母においしかっと伝えたかった
その手作り弁当は格別に旨かった・・