易しい夜明け 39

TAMAKI  2008-08-04投稿
閲覧数[407] 良い投票[0] 悪い投票[0]

私は懐から一枚の写真を取り出し見せた。


「この男ご存知ありませんかな?山中敦という男です。」


写真を見たとたん、寺島の顔がくもった。



「ご存知の様ですね。」

……
沈黙のあと寺島が口を開いた。


「一度だけ見かけた事があります、由美さんと高山に行った時にいた男です。」
「?どこで見かけたんですか?」


「静子さんの家から出るところを見ました。」


「そうですか。時間をとらせてしまって悪かったですね、ご協力ありがとうございました。」

「待ってください!あの…この人が何か…。」

寺島は不安そうに聞いた。


「大丈夫ですよ、何もありません。」


神奈川を後にした。
目指すは高山だ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 TAMAKI 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]
ラメライナーで激カワeye
話題の涙袋効果も


▲ページトップ