10話『復活。』
アラタは優しく私を抱いた…。
何度も名前を呼ばれ愛を感じた………私、アラタを愛してる。
アラタ『一緒に住もう。』
いずみ『うん。』
アラタ『もう俺から離れるなよ。』
いずみ『アラタの側にいる。…ごめんね。
アラタを沢山傷つけたよね。
最低なんて言ってごめんなさい。最低なのは私のほうね。』
アラタ『俺はお前に嫉妬されて嬉しかったけど?
まだ愛されてるって実感できたし。』
いずみ『……でも信じてればあれくらいで動揺しないと思って。』
アラタ『俺は嫉妬するかも。
いずみを信じてるけど、やっぱり他の男に触れられるのは嫌だな。』
いずみ『もう離さないで。』
私たちはまた愛しあった。
次の朝…きれいな青空だった。
会う度に、アラタのパワーにやられっぱなし。
でもね、アラタ…抱かれる度にアラタに染まっていく自分がいるよ。
今日アラタはお休み。
どう過ごそうかな?
アラタ『今日はメンバーをうちへ呼ぼうと思うんだけどいいかな?
心配してるだろうから。』
いずみ『うん。江口さんは?』
アラタ『江口さんも呼ばないとな。』
久しぶりにみんなとご対面だわ。
アラタ『いずみ、次のお休みか時間が空いた時に、家族にご挨拶に行きたいんだけど、どーかな?』
いずみ『うん。じゃあ、お父様に話しとくね。』
アラタ『しかし驚いたよ!いずみがあの森下財閥のご令嬢だったなんて。
とんでもない人と縁があったな。』
いずみ『とんでもないって…私は普通の人です。』
アラタ『普通じゃないでしょ!お嬢様なんだから。
しかも美人ときたもんだ。』
はいはい…。ホメられてるんだかなんだかねぇ。
アラタ『一緒に買い出しに行きたいとこだけど、誰か来るといけないから留守番頼むね。』
いずみ『アラタ、私実家に荷物取りに行きたいんだけど?』
アラタ『了解!じゃあみんな帰ったら一緒にいこうか。』
続く…。 10話No.1