Dragon's eye [3ー9]

ギルドギア  2008-08-05投稿
閲覧数[198] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「えっ?何で知って…」

レンの話しを、男が手を突き出して止めた。

「油断するなよ…近くにいるぞ…」

男は、自分の落ちて来た穴を睨みながら小さな声で言った。

「えっ?」

「おい、そこの…腰に付いてる変な剣!…蒼炎竜は…今、どこらへんだ?」

【なっ!…誰が変な剣だ!………まぁいい…あと、東に50mってとこかな…】

「おい、どうしたんだよ剣…早く答えくれよ」

クザンが答えたにも関わらず、男はまだ答えを求める。

【はぁ?今答えたじゃねえか!】

「おい、シカトすんなよ!お前が喋れる事ぐらい知ってんだぞ!」

男は、クザンを指差して怒鳴りつけた。レンの方がビビってしまった。

【だから答えてんだろぉがぁぁぁ!】

あ…そういやクザンの声は俺とシルにしか聞こえないんだった…

「おい!早く答えろよ!」

【てめぇ…ふざけてんじゃねえぞ】

いや…気付けよ…

「だぁぁ!もういい!こういうのは得意じゃないが…こっちに聞く!」

そう言うと、男は自分の剣に向かって話しかけた。蒼炎竜まであとどれくらいか…と。
答えは返ってきたらしく、男は自分の落ちて来た穴をよじ登り、こう告げた。

「蒼炎竜まで、あと東に50mってとこだ」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ギルドギア 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
コンタクトのケアが変わる
洗浄1つで視界良好


▲ページトップ