Dragon's eye [3ー10]

ギルドギア  2008-08-05投稿
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「いや…それは知ってんだけどさ…」

レンはうつむいて、小声で言った。

「…は?知ってる?何で!?」

男は、心底驚いたようだ。

「何でって…こいつに聞いたから」

そう言いながら、レンはクザンを親指で指差した。

「あっ!少年にはそいつの声が聞こえるのね」

「そりゃ持ち主だし…ていうかこいつの声は限られた人にしか聞こえないんだ」

「俺に聞こえるようには出来ないのか?ていうかしてくれ」

シルと同じこと言ってるよ…

「出来ないこともないけど…」

あと二人までだし…

【おい…レン】

「何?」

【俺はお前に四人って言ったけどな……あれは嘘だ】

「はぁ?」

【…一応やろうと思えば何人にでも出来るんだけどさ〜……面倒くさくてさ〜…あはははははは!】

ブチッ


【ん?今何か音がしたような…】

ガシッ

【えっ?……………………………………ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!】

クザンの悲鳴が坑道中に響き渡った。何があったのか、言うまでもないだろう。ただ、レンがキレた…とだけ、言っておこう。








「おぉ!聞こえる聞こえる!」

【…良かったな…】

「宜しくな!狗斬!」

【…は?】

「…へ?」

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