この貴族軍団の歴史を仲間に聞いた。
反乱を起こしたのは俺らが初めてらしい。
俺達はこれからある「闘技場」に向かう。
そこにいる『レジスタンス』に合流するのだ。
幸い、今、貴族達が俺らを追ってくる気配は無い。
急ごう。安心は出来ない。
・・そして、貴族の名を捨てよう。名前は――シーファ。ただのシーファでいい。
反乱、か。
何故だろうか。
ここまでの覚悟をさせたのはなんだろうか――?
親を捨て、不自由無い生活を捨て、今、新しい道を歩き出す。
これからどうなるのか――とにかく、死ぬのはゴメンだ。
戦おう。貴族―憎むべき、人間と。
――さようなら。
我が都よ、家族よ。