MB8

アスク  2008-08-07投稿
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不良1「…おぅ、お前ェ…、ちょっと面ァ貸せよ…。」

千晴「…えっ?…俺?何で…?」


不良1「…とにかく、今日の放課後ォによォ…、倉庫裏来いや…。」

千晴「いや、意味わかんねぇ…。」



生徒1「…やっべー…、4組の藤山だ…。」

千晴「藤山…?誰?」

生徒2「お前知らねぇのかよ…。あいつ他の学校でも相当な悪で有名なんだぜ?」


生徒1「オマケに中一ん頃からドラッグ漬けって噂だしよぉ。」


生徒2「とにかく、あいつは危ない奴だな…。」


千晴「そんな奴が、俺に何の用なんだよ…?」


生徒2「わかんねぇけど…、とにかく用心しろよ、ジャンキーってのは見境がねぇって言うしな…。」




午後4時45分、

千晴は言われたとおり、
体育倉庫の裏に来た。


藤山「…オウ、来たな…。」

藤山はマルボロに
火を付けて、
ゆっくりと煙を
楽しんでいた。


千晴(うわぁ…、普通にタバコ吸ってるよ…。)


藤山「……お前ェ、MBやってんのか?」

煙を吐き出しながら
藤山は問いだした。

千晴「えっ…、いやっ、したことはない…よ…。」


少し間をおいて、


藤山「…バカかっ、そうカタくなんな…。タメだろうがァ…。」

千晴「あっ、いやっ…、…ゴメン…。」

千晴が謝ると、
藤山は下を向いて
笑い出した…。


藤山「…それで…、お前ェ本当にあのゲームやってねぇって言えんのか?」


千晴「あっ、う、うん。」


藤山「そうかァ…。」


藤山はタバコを
地面にこすりつけ、
左のポケットから
怪しげな袋を
取り出した。

よく見ればこの男、
尋常じゃないほど
肌が白い。


ドラッグ中毒という
噂は本当らしい。



藤山「…じゃ、お前ェに大事なことを話さねぇとな…。」


藤山はそう言うと、
袋からカプセルの
ような物を取り出し、
口に入れた…。


続く



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