恋愛論*26

デニミウン  2008-08-09投稿
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数ヶ月前、僕は何もかも失ったと思った。


でも、新たに一歩踏み出す勇気を思わぬ形で与えられた。


こんな…こんな僕を頼ってくれる人がいる。僕にも守れる人がいる。


亜紀への思いを一生引きずって、傷付いた思いで過ごさなければならないと思ってた。


でも、ゆっくりと癒せるのかもしれない。傷付いた者同士、お互いをいたわりながらゆっくりと。


二人で前に進んで行けるかもしれない。


僕は彼女を、守るんだ!



「僕も。瞳の事好きだよ」


なぜか亜紀の顔が浮かんだ。


瞳は嬉しそうに微笑む。



それから僕らは付き合うことになった。


なんだか、心に引っ掛かるものがありながら…。瞳は心に傷を抱えていたから、そんな事は決して匂わせなかったけど。



瞳との日々は楽しかった。誰かに愛される。好きで好きでたまらないという感情を示されるのは、とても幸せだった。


亜紀も恐らく僕に対してそう感じていたのかな。瞳に申し訳ない気持ちでそう思っていた。



僕は、瞳を想いながらも恐れていた。


亜紀との再会を…。



そして亜紀と出会って三年目の夏。亜紀は再び僕の前に現れたのだった。

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