英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・十一

難波 五郎  2008-08-09投稿
閲覧数[385] 良い投票[0] 悪い投票[0]

[カッカッカッカッ]

チョークが白い光りに包まれて宙を舞い黒板に文字を描いている。

「はぁい皆席ついてぇ?」

皆が席につくと浮いていたチョークが先生(?)の手元に降りてやがて光が消えた。

「ワタシの名前はアンジー、アンジー・パプリカ、これから皆に魔法学を教えるよ。よろしくね。」

一際キャピキャピした先生に俺を含めクラスの皆もボー然としている。

「さぁ、じゃあ自己紹介ターイム…」

「先生!お願いがあります」

「って…はい?」

先生の話の腰をおる生徒がいる…アルフレットだ。

「ミュゼアルの名のもとにあの男に決闘を申し込む!その立ち合い人を引き受けていただきたい!」

アルフレットは俺を指差し馬鹿な事を言ってのけた。全員の視線が向いてくる。…耐えられず視線をはずすと隣にいたノエルが目を輝かせている。コイツは…救いを求め先生の方を見ると…同じか…なんか瞳が燃えている。

「どうした。この僕の挑戦を拒むのかい。」

「…」

なんで魔法使い相手に決闘しなけりゃいけないんだ。断ろうとしたらクラス全員が声をあげた。

「やれやれー」「頑張ってー」

「勘弁してくれ…」



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 難波 五郎 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
男子が夢中になる
ウルウル唇で誘惑…♪


▲ページトップ