君を愛していた

終一  2008-08-09投稿
閲覧数[226] 良い投票[0] 悪い投票[0]

カラフルな月が舞う夜の
ネオン街はいつだってモノクロだった
金色に輝く王冠が
君の頭上で輝いていて
銀色に鈍く光る手錠が
僕の自由を奪っていた
君は女王
僕は罪人
ついこの間まで
花畑で一緒に走り回っていたのにね
カミサマは罪なお方だね
君はその白く美しい頬を涙で濡らしながら
僕に『死刑』の命を下した
そうしないと
この世の民は怒りが治まらないからね

…ゆっくりと君との別れを惜しみながら
僕は処刑台に上るんだ
カラフルな月が僕らを見下ろして笑うんだ
人間はくだらないって
モノクロなネオン街も一緒になって笑ってる
それでも、僕は

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 終一 」さんの小説

もっと見る

詩・短歌・俳句の新着小説

もっと見る

[PR]
翌朝ぷるるんっ!!
★オールインワンゲルH★


▲ページトップ