カラフルな月が舞う夜の
ネオン街はいつだってモノクロだった
金色に輝く王冠が
君の頭上で輝いていて
銀色に鈍く光る手錠が
僕の自由を奪っていた
君は女王
僕は罪人
ついこの間まで
花畑で一緒に走り回っていたのにね
カミサマは罪なお方だね
君はその白く美しい頬を涙で濡らしながら
僕に『死刑』の命を下した
そうしないと
この世の民は怒りが治まらないからね
…ゆっくりと君との別れを惜しみながら
僕は処刑台に上るんだ
カラフルな月が僕らを見下ろして笑うんだ
人間はくだらないって
モノクロなネオン街も一緒になって笑ってる
それでも、僕は