もう駄目なんだと
何度も繰り返す
思い出で生きていくと決めた
それが私の生き方と決めた気持ちが
ガラガラと
音を立てて崩れる
他の人を愛するあなたを
知りたくはなかった
本当は私は
あなたに取って
何の値打ちもない
それを認めたくなかった
だから心で
密かに思う事で
息をしていたけど
本当は私は
あなたに取って
何の値打ちもない
あなたの思い出を抱いて
死に行く値打ちもない
あなたの思い出を抱いて
冷たい抜け殻の様に
生きる値打ちもない
私にはもう何の値打ちもない