傷つくのなんて怖くない
本気でそう思っていた。でもそれはウソだった…キミの元から離れ、今は遠くの街。一年前とはまるで違うあたしがいる。あたしは一人の人を好きになった。でも彼はあたしを愛してはいない。 あたしは、きっと支えが欲しかったんだ。生きていこうとする糧が欲しかったんだ。彼があたしを愛してないとわかっていても抱かれていた。愛がないと分かっていても、少しの間でも好きでいてくれた彼とその娘にあたしはいきる希望をもらっていたから…
彼はあたしを好きだと言った。でもそれは、忘れられない人の代わりでしかなかったと悟った瞬間『傷付く』と言う衝動に駆られた。
それでも抱かれているあたしがいる。何故?自分への罰だから?
でもあたしは彼のことを責めれないのは最後に本気で愛してたキミの事を忘れてなかったから。 恋愛感情があるか?と聞かれたら『今も変わらず愛してる』とは答えられない。キミの事は忘れた日がなかったけれど…
愛の感じないセックスを繰り返し、あたしはいつの間にか傷だらけになっていた。そのたびにキミの存在が蘇る。
キミに助けを求めている。二度と愛し合うことは出来なくても…
彼の事は愛してるより、守ってあげたいと言う気持ちが強かった。娘と2人あたしが幸せにしてあげたかったと…傲慢な故あたし自身が傷だらけになっていた。
あたしはどうしたらいいの?彼はきっとあたしの元から去るのは時間の問題。そして再び傷付く自分をどうしたらいいの?