夏も終わる8月末日の夕方。2人の男が海岸に立ち尽くしていた。「おまえとはさぁ、この先もやって行きたいな。」「俺もだよ。」臭いセリフに二人は笑みを浮かべながら語る。静かな午後、1枚の絵の様な風景の中2人を照らすかの様に夕日が輝いていた。「さてと…。」1人の男が口を開くと2人は歩き出した。キュルルル……ブォン…。停めてあったバイクに2人は又がりエンジンをかけた。「俺がいない時は、おまえが俺だからな。」笑いながら返事を聞かずに走り出した。静かな山道、絶景とは言い過ぎてしまうが綺麗な景色の中、夕日が眩しく照らす…。