「実代ちゃんとは中学の頃から親友だったんだよ。嘉代ちゃんみてると実代ちゃんを思い出しちゃってね…。」
嘉代ははっとした。
幸一の母親も、嘉代の母親が無くなったことにショックを受けていることに気づかされた。
「ダメです…。そんな事。」
「そうかい?……幸一も、嘉代ちゃんが住んでくれれば喜ぶと思うんだけど…」
―こーちゃんが…?
こーちゃんが喜んでくれる?―\r
「小学校の頃からあの子、嘉代ちゃんにベッタリだから。」
嘉代は顔が熱くなるのを感じた。
さらにだめ押しの一言を言われた。
「小学校の卒業式の写真、あの子の部屋にあったでしょ?あれが一番の宝物らしいよ。」
嘉代は無意識のウチに言葉を発していた。
「幸一くんが、良いって言ってくれてるんですか?」
「フフフ。ああ、そうだよ。」
幸一の母は笑いながら嘉代の反応を楽しんでいた。
「住みたい?住みたくない?」
「住みたい…です。」
「よし決まりだね!」
「え!?あ!あの…」
「さぁ、そうと決まれば今日から家事を手伝ってもらうよ!」
嘉代は驚きながらも返事をした。
「よ、よろしくお願いします!!」