15歳 マサルの恋 1

神様の親戚  2008-08-12投稿
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〜よし子ちゃん〜

隣の席のよし子ちゃん。



君は本当におっちょこちょいだ…。


一時間目 国語
漢字が読めないよし子ちゃん。


(教えてあげるよ…)


二時間目 算数
コンパスを上手く使えないよし子ちゃん。


(ほら、貸してごらん。)


三時間目 社会
消しゴムを落としたよし子ちゃん。


(僕が拾ってあげるよ。)


四時間目 理科
試験管を割ったよし子ちゃん。


(大丈夫?怪我はない?)


五時間目 英語
教科書を忘れたよし子ちゃん。


(一緒に見ようよ。)







恥ずかしがり屋な僕は…



…どうしても()の中が言えないよ…。



言えれば少しは距離が近づくのに…。







神様『出来ないのなら自分に出来る事を探そうよ…』








(え?……そうか!よし。)




〜次の日〜



一時間目 国語
漢字が読めないよし子ちゃんの為、
僕はこっそり教科書に振り仮名を書いておいた。



二時間目 算数
コンパスを上手く使えないよし子ちゃんに、
いろんな大きさの丸い紙を渡した。



三時間目 社会
消しゴムを落としたよし子ちゃんに、
「ほら」っと言って
自分の消しゴムをちぎってあげた。


四時間目 理科
試験管を割ったよし子ちゃんと同じタイミングで、僕はビーカーを割った。


五時間目 英語
教科書を忘れたよし子ちゃんの横で、
僕はリコーダーを吹き続けた。







〜放課後〜




僕「あ!よし子ちゃん…」




よし子「ん?」




僕「…僕と…付き合ってください!」




よし子「わかったわ!!えいっ!!」



僕はコンパスでデコを突かれた。



よし子「さぁ来なさい!!」











僕はよし子と突き合う事になった。




よし子編 完



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