お父さんへ

ohana  2008-08-12投稿
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生まれてから24年間本当にお世話になりました。

あなたは覚えてないかも知れませんが、私がまだ小学生の時に家事を手伝おうと思いお皿を運んでいた時に手を滑らせ、手にしてたお皿を一枚割ってしまった時真っ先に近くへ来てくれましたね。

心配してくれていると思った私は唖然としました。

『何してるんだ?』
育児にはほとんど協力していなかったアナタは対応の仕方もわからなかったのでしょう。

愛されていないのでは?そんな事を頭がよぎりました。

それから親子間がギクシャクし始め、姉が欲しがる物は全て購入する父親に実の姉にも嫉妬する様にもなりました。

でもその姉が欲しがる物はいつも二つずつ購入する父親。

今なら分かります。
アナタの不器用過ぎる愛情を。

当時の私は子供でその事が理解出来ず、自殺を考えたり、反発ばかりして本当にごめんなさい。

高校を卒業してから半年海外で生活をし、姉と訪れてくれたお父さん。

婿養子で自分の他に男がいなく?でも小さくならざる終えなかったでしょうね。
せめてもと思い息子の様に私が演じるとアナタは本当に喜んでくれましたね。

それから私はアナタの不器用さに気づきました。

私がずっと娘でいたら気づかなかった一面。

気づけて本当に良かった。

本当はちゃんと愛してくれていたんだ。
私はアナタの自慢の子供に成長出来たでしょうか?

これから先産まれてくる二人の子供にもちゃんと愛を教えていければと思います。

お父さんありがとう。




いつかお嫁にいく日、この半分でもいいから父親にちゃんと伝えられたらと思う妄想族でした。


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