冷ややかに喉に通る感触
朝 目覚めた私は、いつも 水を飲む事に決めている
季節は夏 36℃の真夏日和に私は あっけなく やられていた
こんな日が毎日続くかと思うと 自分の先が思いやられる所だ
ピーンポーン
………またアイツか…
「なんの用だ」
私はインターホンの音を聴き、ドアを開けた
「やぁw祐未 いつもと 同じ理由で来たwいいかな?」
………………「はいれ」
コイツは高杉 幹也
唯一、私に慣れなれしくしてくる男だ
コイツは いつも こうして夏休みの間 私の家に 遊びに来る奴。
「お邪魔しまーす」
「お邪魔されます」
…………「もう祐未暗いぞ?」
「うまれつき こういう性格だ お前だって
今どきの高校生には見えない」
「世の中には色々な人が いるからw」
「その言葉そのまま お前に返す」
私達は話している内に広間に ついた
「いつ見ても祐未の家は立派だよな(笑)」
笑いながら飾られている絵画を見る 幹也
「別に」と私は返す。 ガサゴソ………
じーーーーーーっ………
「ん?アイス欲しいの? 」
コクリ と私は頷く
「じゃ一個あげる バニラと抹茶どっちがいい?」
………………………バニラ
「はいwどうぞ」
バシッ!!奪い取るように受け取るっ
「そんな焦んなくても アイスは逃げないよw」 あははwと笑いながら アイスを頬張る幹也
私は何か悔しながらアイスを頬張る
「そうそう そう言えば この前ここの近くで
たまに占い師が 店を出して タロット占いで 人を 占ってるんだって
「占いは興味ない」
そんな私の言葉を どう とらえたのか知らないが幹也は嬉しそうな顔で 「 たしかにw祐未は占い、とか言う柄じゃなあよねw」
「どう言う意味だ?」
「別にw」
笑いながらアイスをまた一口頬張る 幹也
………なんだコイツ
そんな平凡な毎日が続いていた
……あの出来事が起こるまでは……
矛盾と答え第一章 廻り始めた運命 1 終