夏の海に飛び出して行こう
裸足で焼けた砂浜を踏んで
真っ青な海にダイブする
海の水は少し生温くて
でもすぐにひんやりとあたしの体を包み込む
鼻をつく潮の香り
大きな海、偉大な海
母なる海
優しい波は母の手のようで
その腕に抱かれ
あたしはどこまでもたゆたっていく
熱い熱い太陽の光が
真っ白に照らして、あたしの顔を焦がしても
あたしはやっぱり嬉しくて
目を細めて空を見上げた
白い入道雲
青く澄み渡る空を
夏の空を
あたしは、ヒトだ
そのことが嬉しかった
何もかもが
嬉しかった
そんな夏の日。