癖などないというくらいに透き通り
何色にも染まる
君の声
伸びやかで
華麗で
重力を感じていないような…
俺はそれを聞き
魔法にかかったかのように
ただ動かなくなる
時はとまる
君の前では
一瞬が永遠になる
バカみたいって君は言うけど
そんなの俺しかわからないから
もうきっと
言わないだろう
魔法を解く
誰かからの着信…
電源を切る
君との時間に
いらない風景だから
今夜も輝く君
その羽で
俺を妖しく誘う
その華麗な声で
蝶のように