一昨日から降り続いてる雨はボロ屋根の小さな穴へと流れ込み、内部へ侵入する。
そしてバケツの中へとポチョン…ピチャン…と落下するのだ。
俺はその様子をベットからじぃっと見つめていた。
…参ったね、このボロアパートには。
ドアは歪んでるし、壁紙は所々剥がれてる…。
ま、生活には支障がないから…いいや。
…さ-てと、そろそろ起きようかな。
テレビの電源を入れるとともに、破壊音が耳を貫いた。
!?…玄関から…だよな。
俺は恐る恐る玄関へと向かった…。