これがあのビーぃビーぃ泣いていた小さいチビろぉ〜なのか?隆也は自分の記憶と現実の差に、驚いていた。なにげににチビろぉ〜のほっぺをつねってみる。
「父ちゃんが、顔をぴって、ひっぱったー」
チビろぉ〜は言いながら泣いた。
「いつものコトやろ〜、チビろぉ〜。そういう時は、もお!すんな。って言いって言っとるやろ?」未伊子さんがチビろぉ〜を撫でながら言った。
そのセリフに隆也は納得がいかない。
(いつもってなんだ、俺は初めてやったんやけど)
そう思いながらも、その手の感触はあじあったコトがあった、ような気もする。
確かなモノがナィのは不安だけど、生きなきゃいけない、のは分かる。
チビろぉ〜のために…。
いつも楽しそうな未伊子さんの為に。
さて、起きるか〜。
《ー続くー》
眠いーです。限界…