今日の昼。(実話)
暑い。暑すぎる。やっと曇ったかと思いきや、きちんとカラッと晴れやがった。
クソが。
そんな中、俺と唯一の親友は、地元をトボトボと歩いていた。行く宛はなかったが、とりあえず涼しい場所を求めるゾンビだった。
そんな時、ふと目の前に、ピチピチな女子2人が、いつの間にやら歩いていた事に気づく。
俺はただ親友と喋りながら、目の前の女子の会話を、少し聞いた。それが悲しくなったきっかけになるとは、思いもしなかったがな。
A「…私さ、本当バカだよね」
何があったか興味はないが、ロンスカをはいた女子(A)の、その言葉が聞こえた直後。もう一人の、いかにもザ・サマー的な格好をした女子(B)が言った言葉からの言い合いに、興味を覚えた。
B「何言ってんの。ワタシの方がバカだし」へぇ。
A「違うって。本当にワタシがバカなの」へぇ。
B「なんで。○○○さ、ワタシがバカなの知ってるくせに。ワタシがバカなんだってば。(会話が一部分抜けてる。ま、いっか)」おっ。
「ワタシが。ワタシが。ワタシが………」
と、何か言い合ってた。互いをした手に出ようとしてた。
それを聞いて面白そうだったから、俺は親友と言い合う事に、勝手に決めた。 俺が言い合ったのは………
「お前さ、バカだよな」
次の瞬間、奴はすぐに。間を置かずに即答で、こう返してきやがった。
「ぃやいやぃや、お前がな」
俺から始めたが、俺は言い返してやった。
「や、俺はバカじゃねえよ。お前と違ってな」
そしたら奴は力を込めて
「お前のがバカだっつってんだろっ。雨天をあめてんって読んだお前に言われたかねぇぞっ」
痛い所を突かれた。
くっ…俺の負けだ。とは言わず、
「でも理数系なら俺のがかなり成績いぃけどな。つまり、バカはお前だ」
とか散々大きめの声で言い合ったが、後ろからの通りすがりのおばさんが、ボソッと一言言った。その言葉の後、俺達は何故かやるせない気持ちにさらされ、ため息と共に見つめ合ったた。
その一言とは…
「フン。どっちもどっちよ。バカが」
冷たいあの目線で言われた言葉は、ずっと忘れないと思う。(生で見せたかった。マジで)
太陽と言葉が俺達を焼く。
そんな1日だった。
その後はコンビニ行って、アイス片手にフラッと帰った。