高校1年生になり
自宅から自転車で10分で着く中華レストランでアルバイトを始めた。
アルバイト初日を無事終えまかないやら余り物を
たくさんもらい自転車で
家に向かう。
自宅と、アルバイト先の
間には、小さな神社がありその入り口にゲージがおいてあった。
中を見ると、オレンジと
白い毛をした子猫がいた。そいつは、僕にニャーと
鳴いた。
僕は、家に持ち帰り親に交渉をしたところ
「そんなもの、捨ててこい!!と言われ。
仕方なく神社で飼うことにした僕は、猫缶と水をあげた。
お腹がすいてたのか
子猫とは思えない勢いで
食べ終えた。
僕はあぐらをかいてみてた。食べおわったら眠くなったのか、僕の膝の上に丸くなって寝てしまったのだ。その時に決めた。
「こいつは、俺が育てる」
と。
毎日、朝、夜とご飯をあげに行った。
神社の近くに行くとひょっこり顔を出すようになった。
毎日、ご飯を食べて膝の上に丸くなってゴロゴロ言いながら寝るの繰り返しだった。
しかしあの夜は違った…。神社の近くに行っても顔が出てこない。
胸騒ぎがしたけどちゃんとあいつはいた。
でも様子が変だご飯には目もくれず僕の膝の上に丸まった。そしてそのまま目は覚まさなかった。きっと僕が来るまで苦しいのを我慢してたんだと思うと涙が止まらなかった。