輝くことを諦めていたあなたは
僕にとっては
ただの石ころのようで
そばに転がっているだけで
価値はあるのだろうか?
僕が石ころを手放すと
しばらく経ち
――――――――
あなたは少しずつ
光を放ち出し
その存在感で
僕を惑わした
僕がもう石ころでないあなたに
触れようとすると
手からすり抜けていき
どこかへ行ってしまった
ダイヤモンドに近付いていたあなたを、
僕ではもう
触れることさえできなくて
好きなんて
言えるはずもなく